2018年6月23日 (土)

丹沢山

 

619日に丹沢山(1567)に行って来ました。鎌倉の知人(山

ベテラン)に前から丹沢山の日帰り登山をやりたいと要望し

ていたことが実現したのです。梅雨に入っている時期ですが、

雨が避けられそうな日を窺っていて2日前の17日に急遽登るこ

とを決めたという訳です。登るルートは宮ケ瀬湖の南西方向

に伸びる中津川の支流、塩水川(しおみずがわ)ぞいの塩水橋を

スタート点にして、塩水林道→堂平→丹沢山頂を目指すとい

うものです。雲は見えるものの日射しもありこの時期として

は好天と言えます。

 

私が車を運転し、700東戸塚で山ベテランをピックアップ

環状2号・保土ヶ谷バイパス→東名高速→圏央道→相模原

愛川IC→宮ケ瀬湖→県道70号線(ヤビツ峠方面)→830

水橋着。着替え等準備。850塩水橋ゲートスタート(気温

19°)→塩水林道→1020登山道入り口→1100堂平ブナ

林→1220山頂みやま山荘(気温25°)と、往路は3時間30

分の道のりでした。ゆっくりとした歩調で途中3回の水補給

もしながら進み、最後の30分は木の階段が続き少し息が上が

りましたがほぼ順調に登頂できました。梅雨の間隙を狙って

きたためか、途中で登山者に会ったのはたった一人、山頂で

見たのも4人だけでした。昼食休憩は1時間20分とたっぷり取

り、1340下山スタートしました。復路は堂平ブナ林でなく

天王寺尾根を下って行きましたが、このルートの方が塩水橋

まで短い分傾斜が急でした。私は途中で23回足が攣りかか

りましたが、休憩をとりながら膝痛の癖も出ずに1620に塩

水橋に帰り着きました。

 

3  塩水川林道


27 大山も見えます


6林道で見た 7m位の滝


25 登山道の杉、檜の林


26 木の根元を覆う植物


29 やがてブナ等の木が目立ってきます


30 いよいよ木道が始まります




13 丹沢山頂上


12 みやま山荘


14 周りの山の景色


15 ユーシン渓谷


31


16 塔ノ岳


17 18

下る途中で見た奇妙な装置。生息昆虫の観察のため?19 帰路は本谷林道回りで



28 本谷橋まで帰れば安心です




 

 そして帰ってから詠みました短歌を5首。

 

5

 

<六月の梅雨の狭間に山行けば

            予想もしない陽光と風>

 

この日の2日前まで雨予想、前日に曇り予想となり登山決行

なったのですが、朝から陽が出て雲はあるものの、雨の気配

などほとんどありませんでした。

 

 

 

8   9

 

<丹沢のなだりを覆うブナ林に

        途切れる間なくほととぎす鳴く>

 

林道から登山道に入ると杉、檜の林が続き、やがて堂平のう

っそうとしたブナ林になります。この辺りから鶯とほととぎ

すの声が頭の上から鳴き比べかというばかりに聞こえてきます。

 

 

 

10   11

 

<丹沢の頂近しひたすらに

       木の階(きざはし)にストック突きつ>

 

登る先の木の間から明るい空がちらほら見え始め、頂上が近

付いてきたのが分かります。しかし思った以上に長い木の階

(きざはし)はいつ果てるとも知れず、全力を振りしぼってス

トックを突き続けたのです。

 

 

 

1   2

 

<聖なるやフンコロガシの佇める

           今日の登山を占いたれば>

 

登り始めの林道に鮮やかな赤銅色のフンコロガシ(センチコ

ガネ)がうずくまっていました。私は“縁起のいい虫”に出

会った幸先の良さを感じたのでした。

 

 

 

20   21

 

 

<塩水の澄みたる沢の水流れ

            谿(たに)にさす陽のひかり耀(かがよ)ふ>

 

塩水橋(しおみずばし)の少し上流の沢辺に陽が射しこんでいて、

そこに降りて濡れタオルで半身の汗を拭いました。流れのあ

るところではヒルがいる心配も少ないのです。

 

 

 

 

2018年6月 2日 (土)

大山登山

527日に鎌倉に住む知人(山ベテラン)に誘われて丹沢の
大山
(1252)に行って来ました。大山はほぼ一年振りですが、
いつもの登山ルートではなくヤビツ峠から登って頂上から日向
薬師へと下る、西から東へと横切っていくルートです。気温
25
度、蒸し暑くもなくまずまずの天気ですが山全体に薄く靄がか
かっていて富士山までの遠景などは望めませんでした。やはり
梅雨が近い時期だからなのでしょう。しかし
5月最後の日曜日
とあってか家族連れのほか、老若男女の多くの登山者で賑わっ
ていました。

結局次のようなコースタイムでしたが、実際に歩行していた
時間だけなら3時間10分で、ほとんど疲労感のないハイキング
でした。

924小田急秦野駅バス停(ヤビツ峠行き)→1025ヤビツ峠
スタート→1145大山山頂―昼食―1235下山スタート→
1330見晴台→日向薬師方面へ→1425日向薬師バス停着→
1500小田急海老名駅着

知人に、もうちょっと骨のあるコースかと思ったと言ったら、
皮肉を言われたと思ったのか、次は檜洞丸(
1601m)か丹沢山
1567m)の8時間コースへ行くことになるから足を鍛えておい
てくれと言われました。私は内心シメシメと思いつつ、そりゃ
あ大変そうだなと言ったのですが、それは秋になりそうです。


〔写真の挿入が不調で掲載できません〕 

 

 

あと山とは関係はありませんが、最近の短歌を5首。

 

<日が出て開けたる窓ゆ反射する
         光
(かげ)の動きをじっと眺むる>

最近朝早く目覚めると、日の出の気配とともに半分開けた窓に
反射した光が部屋の壁に映り、それが少しずつ動いていくのを
飽きもせず眺めていたりします。本当はもっと別の短歌のフレ
ーズを思い浮かべたいのですが、何も浮かばないので、この暇
つぶしのような所作そのものを詠んだのです。

 

 

<改札機にかざせば済むにこする人
           たたく人まで
Suica哀しや>

あのチェックの仕組みは、改札機の光っている面から出ている
磁力線に
Suicaをかざして記録を読ませるという点にあるという
ことが何かに書いてありました。ただ、これを正確に意識して
いる人は案外少ないようです。

 

 

<厠より見下ろす道に猫のいて
         あらぬ方見て壁に尿
(いばり)す>

わが家の近所は野良猫(家猫?)の多い地域で、かの岩合光昭
さんに来てもらってもいいくらいだと思います。

 

 

<定刻に外に連れ出すダックスの
        見えなくなれば老衰死したるか>

私が管理人のアルバイトをしているマンションにダックスフン
トの老犬を飼っている所帯があり、私の仕事が終わるころに表
に散歩に連れ出すのを見たものだったのですが、最近はとんと
見なくなりました。いきおい住人の方とも出会わなくなったの
です。

 

 

<「こんにちは!」テンション高いその声は
             全館ひびく宅配弁当>

マンションには毎日仕出し弁当をとっている所帯があり、ほぼ
決まった時刻に届けに来るのですが、ドアのインターホンで挨
拶を告げる配達員の声が、私がマンションのどこに居ても聞こ
えるのです。どちらかと言えば小振りのマンションだからとは
いえ、それを聞くと思わずほほえんでしまいます。

 

 

 

2018年4月30日 (月)

塔ノ岳

 428日に今年初めての登山で丹沢の塔ノ岳に行って来ました。

天気が良さそうなので急に前の日に思い立ったのです。それと

 4月に山に行かなければいつ行くんだという思いもあったから

です。私を登山に誘い込んだ百名山踏破の山ベテランは、2

前に足を痛めて以来、本格的山歩きは再開できず声もかかりま

せん。これはもう自分独りでどんどん行くしかありません。

単独行と言っても68歳では行ける山も限られたところしかあり

ませんが。

 思い立って朝7時過ぎに車で出たまでは良かったのですが、

 Wの初日で既に東名高速は渋滞していて、横浜IC~秦野中井

ICをのろのろ走り登山出発点の大倉バス停に着いたのは予定よ

り1時間以上遅れの9時過ぎでした。何だか出鼻をくじかれた感

じでしたが、何時だろうととにかく登って帰ってこようという

気持ちだけはありました。天気は快晴、気温24°と暑いくらい

です。塔ノ岳は去年秋にヤビツ峠からの酷な表尾根ルートを登

った時に膝を痛めた苦い経験がありますが、今回は昨年春にも

登った大倉尾根往復ルートで、これで5回目の慣れたコースです。

連休初日の好天、人気の山だけに登山者の影が途切れることは

ありませんでした。

 結局次のようなコースタイムでした。

920大倉バス停スタート→1005見晴茶屋→1040駒止茶屋

1155花立山荘→1225金冷シ峠→1245尊仏山荘(頂上)

―昼食―1320下山スタート→1345花立山荘→1425駒止茶

屋→1450見晴茶屋→1540大倉バス停着

昨年4月の同コースの時より往きで25分、帰りで20分ほど時間

がかかっています。少し慎重に歩いたせいですが、それでも帰

りの見晴茶屋辺りで脚が攣ってしまったのはやはり年齢からく

る衰えなのでしょう。ただ心配した膝の痛みはまったく起こら

ず、これが今回の一番の成果だったと言えそうです。

1 ゴミムシ

2 3

5 木道、ゴロ石道、峠道と続きます

8 花立山荘の休憩所

10 ここで見たパラグライダー

11 金冷シ峠

7 最後の急登

12 頂上(尊仏山荘)

1314

 

 

15 富士山は霞んでました

16  17  

下ってすぐ山桜を見ました

18  富士山は霞んで見えません

 

 

 

 

あと短歌を5首。

 

<大倉の尾根を樹木の昏く垂れ

         山道よぎる青きごみむし>

登り始めてまもなくこう配のある道を横切って動く

 ものがいて、それは緑色のゴミムシでした。少し前

にセンチコガネ(ふんころがし)もいたんですが、

撮り忘れてしまいました。

 

 

 

<そよろ吹く山のなだりを舞ひ上がり

        光に紛るるパラグライダー>

花立山荘でふと後ろを見ると、5600ⅿ南の方角に

パラグライダーがゆっくりと目線の高さまで舞い上

がってくるのが見えました。

 

 

 

<やはりいたごろ岩跳んで風を切る

         何をあくせく韋駄天走り>

最近では都市近郊の低山では普通に見かけるように

なった、山を走って上り下りするトレールランナー

にこの塔ノ岳でも出会うようになりました。男女と

りまぜて78人いました。

 

 

 

 

<丹沢の峰たたなはる西の果て

       立ちふさぐがに富士は聳ゆる>

今回は富士山はかろうじて霞んで見えるくらいでし

たが、山の連なりの西の果てに富士山が立ちふさが

る様子は分かりました。

 

 

 

<下り道突如目に入る山桜

         ちさき花は空を覆へり>

同じ道を来たのに、上りの時は気が付かなかった山

桜に下りで気が付きました。おそらく息を切らせた

上り坂では道以外目に入らなかったからでしょう。

 23mの低木でも良く張った枝一杯に小さめの花が

咲き乱れていました。

 

 

 

 

2018年4月10日 (火)

港の見える丘公園

45日に短歌教室の吟行会(ぎんこうかい)が横浜の「港の見える丘

公園」でありました。参加者は30人弱で、これは短歌の先生が東

京近郊で開いている複数の短歌教室から有志を募って実現したも

のです。

要領概略は‥‥12時半:公園展望台に集合、各人散策。

14時~17時:近代文学館にて歌会。直前に各人は詠草1首提出。

17時半~19時半:懇親会。

というものでした。

私は短歌の「吟行会」がどんなものか興味本位で初参加しました。

そして、先生を含めた参加者たちは公園内を散策しながら自由に

短歌を作り、それを係りに提出した後に全員の詠草歌を纏めたも

のをコピーし、それを教材にして全員で講評し合ったのです。

日はあいにく曇っていましたが風はなく特に寒くもありません

でした。

歌会では辛口の講評ばかりで、それもあってか懇親会では酒がす

すみました!

1 丘から見える横浜ベイブリッヂ

2 晴れた別の日のスナップ

3 ガーデンの花

4 5

8イギリス館の庭

6葉桜ばかりの中の胴吹き桜

7 3月下旬のスナップ

9Photo

 

 

11霧笛橋(別の日のスナップ)のつき

当りに近代文学館があります

 

 

詠草歌の幾つかをご紹介してみます。

 

<薄曇る港の見える丘にきて

           少女ら笑ふ海を背にして>

展望台に少女のグループがいてそこだけが賑やかでした。

 

 

<遠汽笛、そしてさくらの散りゆくを

         聴くごとく猫は塀にとどまる>

公園には野良猫なのか、塀の上でじっとうずくまってい

る猫がいのです。

 

 

<漱(すす)がるることもなきまま苔むせる

          墓石にかかる花のいちまい>

公園脇の墓地には苔むしたままの墓石に、桜の花びらが

一枚かかっていました。

 

 

<思い切り飛びてみるべし曇り日の

        パンジーもそれを見ている我も>

公園のパンジーを見ていてふと飛翔したくなるような想

いが‥‥

 

 

<卯月には梢は花柄(かへい)ばかりなり

             一人残りぬ胴吹き桜>

桜はほとんど散って胴吹き桜だけが所どころ咲き残って

いました。

 

 

<この丘に真昼の星の降りたるや

            青き小花を花韮散らす>

ガーデンには青いハナニラの花が星が降ったように咲い

ていました。

 

 

<恋情の歌もお経のごと聞こゆ

        晶子の詠吟淡々(あはあは)として>

近代文学館では与謝野晶子展が開かれており、晶子自身

の朗詠録音が流れていました。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Ve7HnqWGsmo

 

 

2018年3月31日 (土)

春たけて

今日で三月も終わりもう四月となります。関東の方では大風

ともに開けた三月でしたが概ね温暖な日が多く、月末の今日も

初夏のような陽射しとなっています。

近くの児童遊園地ではミツバツツジの薄紫の花が咲いています。

 

1

2  3

 

 

菜の花畑もすっかり満開に咲き誇っています。

4  5

 

 

 

職場(パート)へ行く途中の大岡川の染井吉野や緋桜も満開で、

下の流れではもう産卵が近くなったためか、何匹もの鯉が浅い

流れの方に集まり始めています。

 

6  7

8  9

 

 

 

短歌は5首ほど。

 

<なんとなく用もなけれど徘徊へり

           商店街を三月なれば>

 春の陽気に誘われてついブラブラとさまよい歩きをします。

 

 

<本当は枝の先にて咲きたいが

        ここらで咲くわ勘弁してな>

 スナップにもある胴吹き桜のことです

 

 

<ベランダに咲く山査子の匂ひ来て

         胸騒ぎとは齢に似合はぬ>

 サンザシの匂いは恋心をもたらすと本で読んだことがあり

 ます。

 

 

<われがまた会社勤めになるとせば

            上司はきつとRPA

 RPA(robotic process automation):仮想的知的労働者。IT事業

 もここまで来ています。

 

 

 

<いつの世も虚言癖もつ女いて

       はかなき夢を溜めているなり>

  特にうちのカミさんのことではありませんが‥‥。

 

 

 

2018年3月18日 (日)

江の島

 このところめっきり春めいてきたので、ぶらりと江の島まで

一人で出かけました。ふと思い立って出かけたので着いた時は

もう午後の3時半を過ぎていました。平日の夕方でしたがやはり

湘南の人気スポット、若者連れや外人観光客などけっこう人で

賑わっていました。

 

江の島に渡る弁天橋から見える太陽は相模湾の西の空に輝いて

います。目指すは島の反対側の稚児ヶ淵(ちごがふち)・岩屋

の岩場です。

1

 

 

弁天橋を渡ってから上り下りの多い道をぶらぶらと30分ほど歩

けば稚児ヶ淵に着きますが、道すがら色々な神社や見晴庭園も

ありそれらを見て回れば1時間以上はかかります。途中の「山

ふたつ」という見晴台からは、切り立った崖の間に太平洋が見

えました。

2

 

 

稚児ヶ淵~岩屋の海沿いの岩場には荒い波が打ち寄せています。

岩屋の洞窟へいく道は改修中で行けませんでしたが、広い岩場

には100人ほどの人が波に近付いたり写真を撮ったりしており、

また釣り人の姿もありました。ただ残念ながら、春の南寄りの

風のためか遠く霞立っていて、富士山や丹沢、箱根の山並みは

見えませんでした。

3   4

5  6

7  8

 

 

帰る頃は夕方6時前でしたが、やはり弁天橋からの富士山は霞ん

だままでした。

9  10

 

 

前に撮った鎌倉八幡宮の一ノ鳥居と、その袂に咲いていた花です。

1_2  2_2

 

 

短歌は、江の島や鎌倉を詠んだものを5首ほど。

 

 

<かみさぶる淤能碁呂島(おのごろじま)か那岐那美の

二神おりたつ相模江の島>

 

 

<江の島の岩屋の窟に刻み染む

現世を憂ふ空海の夢>

 

 

<失はれし時がたゆたふ江の島の

稚児ヶ淵にぞ波の花咲く>

 

夕なづむ弁天橋に風そよろ

霞の立ちて富士を隠しぬ

 

 

<鎌倉の一ノ鳥居に佇みて

アンモナイトの化石を想ひぬ>

 

 

 

 

2018年3月 4日 (日)

梅林

 あちらこちらで梅が満開になっています。散歩コースの横浜

児童遊園地の梅林でもここ数日の暖かさで一挙に開花しました。

ここには100本程の梅の木が植えられていますが、今回はそのう

ちの何種類かの梅の花を撮ってみました。

 

1

 

2

 

まず「緑」という梅です。花びらや蕊(しべ)も微かに緑色

をしています。これに名前は分かりませんが青みがかった翅の

蝶が花の蜜を吸いに寄って来ました。

3 31

4 5

 

6 7

 

 

次が「一重野梅」です。盆栽などにもよく使われている梅で、

香りの強い種類です。

810

9

 

 

次が「藤牡丹」です。うっすらとピンク色をして優雅な枝垂れ

梅です。

11

12 13

 

 

 

次は「緋梅」でたいへん鮮やかな赤い花をつけています。

14 36

1516

 

 

 

「筑紫紅」もやはり赤い花の種類です。

17

18 19

 

 

 

「水心鏡」は名前の通り清楚な感じのする梅で、花は八重です。

20 21

22 23

 

 

 

その他にも「香露梅」「田毎の月」「白鷹」「古今集」「幾夜

の寝覚」「入日の海」等々の面白い名前の梅がそろっています。

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3233

3435

 

 

 梅林の隣の雑木林にミズキが立っていましたが、幹が珍しい

形になっていました。一つの枝に他の枝が食い込むように繋が

っていているのです(専門用語の呼び方は知りません)。これ

は人為的なものではなく、枝の太さからすると今から十数年前

に偶然こうなってしまったと考えられています。

24 25

26 反対側から見ると

 

お花畑には菜種が植えられていてまだ10センチほどですが今月

下旬には一面に菜の花畑が広がります。

27 Photo

 

 

 

 

短歌は、梅を詠んだものを5首ほど。

 

 228日の夜半から31日の朝春一番が吹き荒れました。

<大風が過ぎて弥生となる朝に 

            空の高みゆ梅のひとひら>

 

 

 この梅林での光景から。

<緑萼のみどりの蕊に日が射せば 

           あおき翅もつ蝶の寄りくる>

 

 

 アルバイト先のマンションでは梅の花の掃除に追われました。

<マンションの床、階段に花つもる

          いずこの梅がここに舞ひくる>

 

 

 花の名をヒントに詠みました。

<汝れのため幾夜の寝覚め重ねむか

            思ひは募る春のあけぼの>

 

 

 「春に女は男を思ひ、秋に男は女を思ふ(源氏物語)」より。

梅林を月の隈なく照らす夜  

             女の思ふ春となりけり>

 

 

 

 

 

2018年2月28日 (水)

逗子・桜山古墳

 225日に今年になって初めてのウォーキングをしました(家

 の近辺の散歩はしてましたが)。鎌倉に住む知人から、逗子の

桜山古墳までの往復歩きの誘いが来たのです。実は正月明けに

行く予定だったのが私の個人的な都合で延期になっていたので

す。そしてもう一人の仲間を加えた3人でJR逗子駅に午後3

に集合し、コースは‥‥逗子駅⇒逗子市郷土資料館⇒桜山古墳

⇒逗子蕎麦屋(ゴール)‥‥と2時間半を見込み、最後は黄昏

時にかかり仕上げの一杯へとつながっていく時間が設定されて

いました(!)。

 逗子市郷土資料館には当地ゆかりの徳富蘆花・蘇峰の関係資

料や桜山古墳その他の市内遺跡出土品の展示などがされていま

す。ただ残念なことにこの資料館はこの3月末で閉館だそうで

す。そして資料館裏の庭園を通って目指す桜山古墳に向かいま

した。ここへ行く道は古墳のある海抜100mほどの低山を歩く

ハイキングコースになっていて春・秋のシーズンにはハイキン

グ客で賑わいそうです。桜山古墳はこの山の地形を利用して4

 世紀に築かれた前方後円墳で、比較的最近の平成11年に発見さ

れたのですが、正式名称は「長柄桜山古墳群(ながえさくらや

まこふんぐん)」というものです。私が子供の頃は神奈川県に

古墳などないと思っていましたからこの年になって初めて見

のは新鮮な驚きでした。千数百年ものあいだ山林に埋もれて

た古墳は、一連の発掘調査後の造形再整備の途上の有様でし

が、あと数年もすれば余分な雑木林が伐採されて本来の古墳

姿が復活するのだろうと思われます。古墳は二つあり(第1

 墳、第2号墳)、古墳を通る山道を下ると閑静な葉桜住宅街

に出てこれを抜けると、逗子市街へ戻る幹線道路が見えてきま

した。

そして予約してあった蕎麦屋で今年初めての祝杯をしたのです。

 

1 郷土資料館

2  3

 

41  裏庭の書庫

5 61 河津桜が咲いています

7

9 好天なら富士山が見えます

8 10

15 2号墳

16 1号墳(再建整備中)

 

 

 

短歌は、書き溜めているものから5首ほど。

 

 昨年の大晦日に実家の長兄が亡くなりました。

<兄逝きぬ生家の庭におり立てば

        富有があまた摘られずにあり

 

<わが兄の弔ひ了へしその晩の

           草粥熱く目ぞ潤みたる>

 

 

 最近よく出くわす光景です。

<いつからか独り言多き世の中よ 

        何ぞと思へばイヤホンマイク>

 

 

 平昌オリンピックが終わり、またこの騒ぎが始まるのでしょうか。

<ミサイルがあなたの暮らすすぐそばに

      飛んできますとJアラートの云ふ>

 

 

 このごろ思うこと。

<永くながく待ちの姿勢にわれは居り

        何を待つかは分からぬままに>

 

 

 

2017年12月15日 (金)

金時山・明神ヶ岳登山

 今年最後の山登りとして12日に娘2人と箱根の金時山・明神

岳に行ってきました。下の娘は山歩き初参加です。ちょうど

この日に日本列島にこの冬一番の寒波が訪れ少し心配しまし

が、荒れるのは日本海側で太平洋側の箱根は寒さがあったもの

の天気は快晴でした。当初は7時間30分かけて両山踏破の予定

でしたが、行きのバスにかなり遅れが出たため仙石バス停近く

の金時山登山口を920分スタートとなってしまい、これでは

最後が日没にかかるのでそれを避け、金時山の中腹の分岐から

明神ヶ岳の方へ進むことにしました。そこから火打石岳(988

 m)などの4つのピークを越えて行くやや長いコースを2時間余

りかけて進みましたが、明神ヶ岳手前の急登以外は緩い坂で、

後方には登るはずだった金時山の姿が富士山を背景にして見え

てきました。日は照っていますが笹の間を通る道は凍っていて、

強くはないものの冷たい風が絶えず吹いていました。12時過ぎ

に明神ヶ岳山頂(1169m)に到着し、昼食にしましたが風が冷

たく20分程しか留まっていることはできませんでした。しかし

そこでの眺望は絶景と言ってよく、富士山~箱根連山~相模湾

と小田原の街並みそして足柄平野~丹沢連山へと、360度見渡

せたのです。それにしても、寒波襲来のニュースのせいか平日

にしても登山客は少なく、登っていくのは私達だけで、途中で

すれ違ったのは1人だけ、頂上にもう1人という寂しさでした。

 そして体が冷え始めたので、12時半に最乗寺(道了尊)に向

けて下山を始めました。ところが私たちが下った道(奥の院へ

の道)は正規の尾根道のルートではなく、見晴しらしいところ

ない落葉の積み重なった谷あいの道で、しかし一本道なので

うことなどなく3時間ほど下り続けて最乗寺に着きました(15

 30分)。そして寺から30分ほど下った場所にある「おんりー

ゆー」という日帰り温泉に浸かり(何だかこれが目的で登山コ

ースを決めた感じです)、最後はゆっくりと3人で祝杯をあげ

てほろ酔い気分になって、最寄り駅までの送迎バスで帰途につ

いたのでした。

 

1 後ろに見える金時山

2左側に富士山が少し見えます

3  明神ヶ岳へ続く笹の間の道

5金時山の上に富士山が見えてきました

6おまけ

9 明神ヶ岳の頂上から

8箱根山(神山、駒ケ岳)

7

10

12小田原市街地と相模湾

13三浦半島方向   

 

 

 

 

 

短歌は、登山とは関係なく、「心」題で詠んだものから5首ほど。

 

<人の言ふ内面はなく心理的

            言葉あるのみそれぞ内面>

 

<人の世に自意識といふ言葉あり

           心と名づけあってなきもの>

 

<心といふその存在をどうしても

          このものとして示し得ぬもの>

 

<実際にこれが心と目に見える 

            形で指摘されることなく>

 

<心といふ言葉がありて人の世に

            連帯感のもたらさるらむ>

 

 

―参考歌―

<世の中は夢かうつつかうつつとも

          夢とも知らずありてなければ>

 (古今和歌集942 読み人知らず)

 

 

2017年11月24日 (金)

ヤビツ峠~塔ノ岳

鎌倉の知人から丹沢のヤビツ峠~表尾根~塔ノ岳~大倉尾根

 歩きの誘いがあり、娘(長女)にも声をかけ1121日に7月の

蓼科山以来久しぶりの登山をしました。山ベテランの知人は

 12 月に北アルプスへ登るのに先立ち足慣らしをしておこうと、

に声をかけてくれたのです。娘は娘で最近は2週間ごとにど

かの山に登っており、次は奥多摩の雲取山に行く予定で、

りその前の足慣らしにちょうど良いと話に乗ってきました。

今年は春から好天に恵まれた登山が一度もなく、今回は果た

してどうかと危ぶんだのですが、私にとって今年の山歩きは

れで最後だろうと思って出かけました。朝8時に小田急秦野

に集合し、バスでヤビツ峠に9時過ぎに到着、920に登山開

です。天気は予想を上回り塔ノ岳に着くまで雲の影をほとん

見ないほどでした。ヤビツ峠が標高761mで塔ノ岳1491mで

から標高差730mを4時間かけて登る予定です。隊列は知人―

―私という並びが最後まで維持され、娘がバテれば私がサポ

トする形です。二ノ塔から三ノ塔へ上がるにつれ視界がぐん

ん良くなるのが分かります。西方向には常にスッキリと富士

が見えました。箱根連山から南方向には日射しが眩しいなが

真鶴半島~伊豆半島~相模湾~伊豆大島~三浦半島が見え、

側の大山の背後には東京湾と房総半島まで展望できたのです。

とにかくこの一年分の悪天候のつけを全部取り返したと言える

くらい今回は好天に恵まれたのです。

三ノ塔(1204m)到着が11時とほぼ予定通りで、そこで小休

止です。そこから塔ノ岳まで5つほどの大小のピークを越えて

く尾根ルートが見えます。あと290m足らずの高低差なら楽

と思ったところが、あにはからんやここからのアップダウン

曲者でした。後から思い出すとここで両手ストックを取り出

て足の疲労をカバーしていけば良かったのですが、前の二人

そのまま行くので私もストックは使いませんでした(頂上手

で使いましたが)。それでも疲労困憊もせず水分補給をしな

2時間余りかけて目標の塔ノ岳に到着したのが1310で、

そこで昼飯をとりました。ここの景色も絶景で、何と富士山の

右後方には南アルプス連峰~八ヶ岳連峰まで遠望できたのです。

京の方角は少し霞がかかりスカイツリーまでは見えませんで

たが高層ビル群の影は見えました。そして日も短いからと14

 に金冷シ峠に向けて下山を開始したのです。

ところがものの2分もしないうちに私の膝が悲鳴を上げ始めた

のです。下りでは最初から両手ストックを使ったのですが、左

右の膝には既に疲労が溜っていて下りの衝撃に耐えきれない状

態だったのです。私の様子を察した知人は、岩と板階段の多い

大倉尾根を下るのをやめ、鍋割山寄りの小丸尾根を下るルート

に変更しました。こちらの方が傾斜はあっても柔らかい土の道

で膝への衝撃が小さいと考えたのです。私は体の向きを変える

にもかなり難儀しながらも、確かに大股の踏み幅となる場所も

ほとんどなく、ゆっくりと下ることができたのです。そのため

西山林道に辿り着いた時にはもう暗くなり始め、かねて用意の

ヘッドランプを灯しながら大倉バス停に1720分に戻ることが

できたのです。娘には後半はずっと気遣いをさせっぱなしで、

とうとう「毎日スクワットやって膝を鍛え直さなきゃだめよ!」

と叱られる始末で、娘との体力逆転を今回ではっきり悟ったの

でした。

 

 

短歌は詠むどころではなかったので以前詠みましたのを5首ほど。

 

1 西方の富士山

2 南方の箱根、伊豆半島

3

4 三ノ塔から。正面右が塔ノ岳

5 右後方の南アルプスの山々

7 真鶴半島と伊豆半島

8 左に逆光で薄く見える大島

9 大山の向こう側は横浜と東京湾

 

 

 

<空高く満艦飾(まんかんしょく)の広がりて

             横須賀港に秋はたけたり>

 

<たまきはる世は薄情けせめてもの

       「いいね!」を恋ふるインスタグラム>

 

<亀虫がバスのシートに鎮座せり

           触らぬ神に祟りなしとや>

 

<陽の淡くポストボックス開けたれば

          守宮(やもり)が顔出しわれを窺う>

 

<しらじらと明かるむ窓に浮きあがる

   星蝶蠅(ほしちょうばえ)かそれとも飛蚊(ひぶん)か>

https://www.youtube.com/watch?v=qWdLJ6-PeVo

 

 

 

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