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2012年2月13日 (月)

「私」‥12

またバレンタインデーがやって来ます。
私にはもうチョコレートのやり取りの縁はなくなりましたので、昔の思い出話を一つ。
私の若い頃は、バレンタインデーなどはまだ意識に登らず、昭和48年にサラリーマンに
なってからこれを知りました。つまり翌年の2月のこの日、昼休みで30分ほど席を空けて
戻ってみたら私の職場机の上に色紙に包まれたチョコレートが5,6個置かれていました。
事務所全体は500人程でも、私の職場は小さく10人位のもので、若い男は私だけでした。
たしか上司の課長に一言、二言冷かされたのを憶えています。
女性が思いを託して男に贈るものだという知識はすでにありましたので、私はハハーン
これがそうかとドキドキしながら手にとって見た後、多分簡単なレター位は入っているの
だろうと、一つずつ開けながらレターを探しました。しかしそんなものはなく、銀紙まで開け
て裏まで見ても何もなかったのでひどくガッカリしました。では、一番きれいな包み紙のも
のが、私への思いが一番こめられたチョコレートかと、あらためて包み紙を調べると、そこ
に生保のオバちゃんの名詞が入っていたのに気がつき、もう一度ガッカリしました。後で
聞いたところでは、職場の女子社員達(3,4人)、よその職場の女子社員達、‥‥そして
生保のオバちゃんからのものだと判明しました。
次の年から私がドキドキすることはなくなり、相変わらず机に積まれたチョコレートを口いっ
ぱい頬張るだけとなりました。‥‥やがていつからか義理チョコという言葉が生まれたの
だと記憶しています。

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