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2012年2月 1日 (水)

「私」‥6

よく夢と現実の区別が出来なくなるというようなことを言います。
ロマンチックすぎる性格の人のことを言う場合もあれば、本当に区別出来ない人を言う
場合もある。
後の場合は重篤な病状や臨終間際の人の場合がそうでしょうが、普通の(健常な)人
でも稀にそれに近い心理状態になることがあります。
強いショックを受けた時など(嬉しい場合も、悲しい場合も)、瞬間的に現実離れした心
境になるでしょう。
思わずほおをつねるという言い方もあります。
それが現実であって欲しい(嬉しい)場合もあれば、夢であって欲しい(悲しい)場合も
ある。
‥‥そして「私」が分からないとは、この夢と現実の区別が出来ないことに似ていると
思われます。同じということではなく、似ているということです。
普通の生活において私達は夢と現実は何の苦もなく区別しています。区別する方法を
意識することすらありません。それが事実だとしか言う以外にありません。何かの都度
その区別に悩んでいたら私達の生活など成り立たないでしょう。
「私」が分からないことも普通は意識していません。私は、私は、の「私」行動は日常に
おいて反射的にやっています。
しかし改めて「私」とは何か考えてみた時それが分からないものだと気が付くのです。
この二つの不分明(夢・現実区別と「私」区別の)は思いがけず、不意に起る点が
似ていると思うのです。


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