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2012年5月15日 (火)

「言葉」‥23

再び「言葉」のテーマから離れた等身大の話を一つ。
10日ほど前、毎週通っているカルチャースクール帰りの夕方の電車のなかで、混雑しては
いないものの空席はなく、立ってつり革につかまり外を眺めていましたら、目の前に座って
いた中学生か高校生の少年がいきなり立ち上がり「どうぞ!」と私に席を譲ろうとしたので
す。私はあと2つ目の駅で降りるので、とっさに「ああ、大丈夫いいですよ」と断って立ったま
までいたのですが、逆に少年は恥ずかしそうな顔になったので、私は内心、少年に悪いこ
とをしてしまったなと後悔したのでした。私は正直なところ、これほどはっきりと席を譲られる
体験は初めてだったので少し狼狽していたのです。自分では分からないものの人から見れ
ば、くたびれた、座りたげな顔をしていたんだなと思わないわけにいかなかったのです。
やがて降りる駅が近づいた時、いつになく気をつけながらヨロメカないように出口の方へ歩を
進めたのでした。少年は目をつぶったままでした。そしてこれからは電車でつり革につかま
るときは、本の立ち読みを忘れずにやるように心がけようと思ったのです。立ち読みしている
人間は少し年寄りでもシッカリしている印象があって逆に声を掛けづらいと思われるからです。
それと以前ここで述べましたように、ぼう然とした老人を目にすると理由は分かりませんが私
はムカついてしまうので、反対にそう見られたくないなとも思うからです。
‥‥誠に年寄りの心理は(これがどれほど私に特有かは不明ですが)始末の悪いショモナイ
ところがあるものです。さらに輪をかけてショモナイことに、近く予定がある旧会社仲間との飲
み会でこれがネタ話になるのはほぼ間違いないのです。‥‥オイどうだオレはこの間こんな
ことがあったぞ、え?お前もか、ハハハ、このクソジジイ!ガハハハ!(もう聞こえるようです)

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