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2012年8月20日 (月)

「顔」‥16

今回の竹島、尖閣の問題に対して虚心坦懐に言わせてもらえば、これは日本の

領土に対する外国からの侵入であり、基本に則って対処すべきであるというこ

とです。こういうことはグズグズすればするだけ問題がこじれるだけです。

国境というものは、歴史的・政治的な経緯で決まっているものです。自然法則

により客観的に定められたものでは決してありません。現在の日本の国境は第

二次世界大戦の日本の敗戦により定められたものです。これに対する異論は原

則的にあり得ず、もしあれば当事国間で話し合い交渉(外交交渉)するという

ことになるはずです。この手続きなしに異国の人間が侵入すればこれに対して

国境侵入として対処しなければならないのは当然のことです。国によっては侵

略者を直ちに射殺することも少なくありません。そのまま放置すれば国境が国

境でなくなり、国土としての領有権を失うことになるからです。

今の野田政権がどう対応するのか私達国民はしっかりと見届けなければなりま

せん。私達が選んだ政権代表者がこの基本原則を執行する能力がなければ直ち

に交代してもらわなければならないからです。国体を護持することは政治家の

最大の任務だからです。これができなければ政治家の存在理由はないのです。

今回の一連の出来事は外国による「日本いじめ」と言えばいいものです。これ

は国内問題の「学童いじめ」と同じと言ってもいい側面があります。遊びの類

としてきちんとした対応をせず放置すれば段々とエスカレートし、やがて取り

返しの付かないことが起こってしまう点がまさに同じでしょう。国境問題であ

れば戦争の勃発ということになります。

では今後どのような対処をすればいいのでしょうか。竹島、尖閣が日本の領土

であることを明確に表明する方法は同島に自衛隊を駐屯させることでしょう。

自衛隊がその名の通り我国領土を自衛するということです。これはかつてアフ

ガニスタンやイラクに自衛隊が派遣されたこととは意味がまったく異なります。

国内のどの場所に自衛隊が駐屯しようとも外国からそのことに非を唱えられる

云われはありません。外国からの我国領土への諍い(我国に対するいじめ)に

対する対処方法の明確な表明なのです。もちろんこの対処方法を取ると同時に

対外的(対国連、対米国、対アジア諸国)に我国の態度に非がないことを強く

アピールすることが必要です。当然、当事国(韓国、中国)から反日キャンペ

ーンが予想されるからです(すでに始まっていますが)。しかし外交に全力を

傾注してこれを実行することにより「日本いじめ」は影を潜めるでしょう。

逆にここまでしない限り同じ事件が繰り返され、しかも一層エスカレートして

いくということです。

このことの実行は日本の軍国主義化でも右傾化でもまったくありません。独立

国として果たさなければならない当たり前の義務なのです。戦前のように軍事

力を背景に大陸や東南アジアに領土を拡張しようとした意図とはまったく次元

の異なるものです。この当たり前の義務を義務と認識する能力を見失ったのは

すでに半世紀にわたり日米安保にどっぷり浸かってきた実績のなせる技といえ

ば間違いないところでしょう。このぬるま湯の風呂(見かけ上の平和)にいつ

までも入っていられると思うのは単に錯覚なだけだったということです。とに

かくこれは大人として(独立国として)半人前なのだということにもう気が付

かなければならない時期が来たということです。日本人が気が付かなくても外

国が(今回は韓国、中国が)結果的に気付かせてくれたと解釈できます(もち

ろん親切心からではありません)。

「平和」は天然・自然に存在しているものでは決してなく、自分でそのコスト

(対価)を払ってようやく成り立つものだということです。このように言うこ

とに対してどのような反論があり得るのか、あれば聞きたいものです。

 とかく拙速を恐れて巧遅に陥ることを繰返してきたのがこれまでの政府の姿勢と言

えますが、そのメリットとデメリットを真摯に判断出来ていたのでしょうか。

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