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2013年6月

2013年6月29日 (土)

「性格」‥45

 さて私の持病の方のその後ですが、今月中旬に正規の「セカンドオピニオン」の手続きにもとづき地元の

大学病院の泌尿器科医と50分余り面談しました(規定は1時間以内、料金は保険外の1万円強)。現在の治療

医の紹介状と一連のレントゲンフィルムCDを添えて行ないました。

結論的には、現在までの2回の手術と1回の拡張施術は適切な方法で、治療法として問題はない、尿道の狭

窄部分が手術後2ヶ月で再狭窄を繰り返すのは患者(私)の特異体質(100人に1人位の割合)によるもの

で時間をかけて治療を施していく以外にない、時間的には最低でも年内一杯は見ておいた方がいいだろう

というものでした。

現在は日常的にカテーテルを装着した生活をしていて、その時懸念されるのは感染症になることですが今

週初めまさに懸念通り膀胱周辺に感染症が発症し高熱と痛みが出ました。しかし入院はせず自宅療養で抗

生剤と鎮痛剤の服用により感染症は治まりつつあります。今後は来月上旬にカテーテルを外し再狭窄しな

いかどうか様子を見ていく段取となります。

以上の状況なのですが、重要な点はこの症状が「老化現象」に他ならず、風邪や食中毒のような「一時的

な罹患」ではないということです。つまり今後長らく(死ぬまで)付き合って行かざるを得ないものだと

いうことです。このような“自分のコンディション”に馴染み、仲良くし、体調が良ければ山歩きもでき、

酒も飲めばいいということなのだろうと思うのです。

 

<再開した散歩の途中で見た花です>

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2013年6月23日 (日)

「性格」‥44

蛍にちなんだ話題をひとつ(お勉強ですかね)。

昔から蛍の光の持つ幻想的な性格からか、恋の場面に恰好な材料として蛍は歌われ使われてきました。

日本の蛍の代表であるゲンジボタルの名の由来と言えば一つは清和源氏(いわゆる源・平の源氏)で、もう一つは源氏物語の主人公の光源氏です。前者の説の方が優勢のようですが私は後者の説の方を採りたいと思います。前説は蛍のもう一つの代表的種類にヘイケボタルがいるから、これで勝つ(大きく強い)源氏と負ける(小さく弱い)平氏(平家)の対が当てはまるではないかというものだろうと思います。しかし、日本でゲンジボタルとヘイケボタルが同時に名付けられたという証拠はありませんし、この2種類の蛍は1年の中で発生時期が異なり縄張り争いもせず、従って源氏・平氏の対という根拠も怪しいものでしょう。

私は蛍と言えば昔からゲンジボタルを指して呼んでいたのであろうと思います。なぜならその年のうちで最初に登場し、何と言っても圧倒的な存在感を示すのはこの大型の蛍ですし、1~2ヶ月後に目立たない形で登場する小型の蛍は人々にそんなに意識されなかっただろうと思われるからです。ヘイケボタルの名は近代になって、蛍の種類の違いを示すため名付けようとした時に既に先行して名付けられていたゲンジボタルを清和源氏由来と誤解して、対の名としてヘイケボタルを当てたのだろうと思うのです。

ではなぜ蛍をゲンジボタルと呼んだのか、これはやはり出典元と思われる「源氏物語」を探るしかないでしょう。

私は恥ずかしながら日本が世界に誇るこの古典を最近まで読んだことがなく今年になって読み始め、当然まだ読み終わっていません(年内に読了すればいい位でいます)。そしてこの長編の真中あたりに「蛍」の章があるのです。大雑把に説明すれば、源氏はかっての愛人(夕顔)の忘れ形見の娘(玉鬘タマカヅラ)を養女にしながらこれに懸想し、それにもかかわらず理想的な婿を世話しようとその一人として、ある夜自分の腹違いの弟宮(兵部卿宮)を引き合わす手引きをします。そして几帳だけを隔てて娘の部屋の暗闇の中で二人が気配を探りあう陰から源氏はかねて用意の蛍を放つのです。一瞬蛍の光によってかいま見えた横臥する娘の姿の想像以上の美しさに弟宮は完全に“イチコロ”となってしまいます‥‥。

その時に交わした歌が次のものです。

弟宮:「なく声もきこえぬ虫の思いだに人の消つにはきゆるものかは」(鳴く声も聞こえない蛍の光でさえ、人が消そうとしても消えるものではありません。まして私の胸の炎はどうして消せましょう)、とすっかりのぼせ上がってしまうのですが、

娘:「声はせで身をのみこがす蛍こそいふよりまさる思いなるらめ」(声も立てずにひたすら身を焦がしている蛍のほうが、あなたのように声を出して仰るのより思いは深いのではないでしょうか)、とそっけなく応えるのです。

‥‥少し前には自分に言い寄った養父(源氏)がこんな夜這いの演出まですることに娘はますます困惑し思い悩んでしまう‥‥という複雑な筋立てで話は進んで行きます。

そして、この場面で果たした蛍の役割(効果)というものに甚だ強い印象を受けない人はまずいないでしょう。源氏はここでは蛍を使って恋の場を意のままに操るマジシャンであり、この蛍をゲンジボタルと呼ぶ所以となったのだろうと誰もが納得するのではないでしょうか。

 こうして蛍はゲンジボタルが早々と確定していて、後から別の種類を(誤解から)ヘイケボタルと命名したというのが真相ではないかと思うのです。

ネットから取り出したゲンジボタルの写真です。

2匹並んでいるのは、小さいほうがオス、大きいほうがメスです。

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2013年6月21日 (金)

「性格」‥43

 「あじさい祭り」の会場に隣接してある「瀬戸屋敷」も見学しました。

この場所に江戸時代から存在した名主の旧屋敷が損壊せず残っていたものを旧所有者が町に寄付し、これを

町が重要文化財として保存し無料で年中公開しているものです。田舎でも最近はあまり見かけなくなった茅

葺屋根の大きな家で、広い土間と板の間が2つあり、10畳~3畳くらいまで大小8部屋ほどを縁側廊下が囲ん

でいるという作りです。山水が描かれた襖(フスマ)があり、別棟の蔵もあり中は地元の芸術作品等が展示され

ています。庭には水車小屋がしつらえてあり米つきの大きな水車、芋洗いの小さな水車が回っています。

 大きな池もあって時季によりホタルの鑑賞会も開かれるとのことです。

 広い駐車場があり料金500円で、これが実質的に見学料のようなものです。

入口です

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門をくぐると水車小屋があります

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土間に続いて板の間があります

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広い畳部屋です

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襖に描かれた山水

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蔵の中です

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開成町の名の由来です

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外には蕎麦畑があります

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2013年6月20日 (木)

「性格」‥42

 18日は天気も良かったので、神奈川県の西の果ての小さな町、私の故郷の開成町に紫陽花を見に行きまし

た。先週が「あじさい祭り」の期間だったのですが今週にしたのは、時間の都合がつかなかったのと、祭り

の期間中は観光バスまで来て、見物人でごった返す中を、縦横に走っている田んぼの畦道にそって植えられ

ている色々な種類の紫陽花をすべて見回るのは無理だからです。「あじさい祭り」の会場は17ha(長径700

~800m、短径200~300mの変形楕円形)の広さがあるのです。一週間ほど後でも紫陽花は枯れたりせず、

色が濃くなったくらいで相変わらず咲き乱れているのです。それと祭り期間が過ぎると自家用車で中の畦

道まで入ることができるので、広い会場を車をゆっくりと動かしながら見ることができたのです(その代

わりイベントの類いはまったく無くなっています)。

 私は10数年前から「あじさい祭り」の見物には来ていましたが、当時は町役場に勤める友人も会場にいた

り、顔見知りがいたりしたものですが、今では世代替わりしたせいか知り合いには一人も会いませんでした。

 それにしても、昔からコメがとれる以外これという取り柄のない小さな町だったのが、誰のアイデアなの

か「あじさい祭り」で“町おこし”をやろうとの思い付きで始めたことが、今ではこの時期のTVニュース

(地方版)の定番となるまでになったのですから大したものだと思います。私が子供の頃は、昼間はたく

さんのトンボが飛び交い夜はホタルが乱れ飛ぶという、のどかな田園地帯でした。

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2013年6月 6日 (木)

「性格」‥41

 尿道が(予想通り?)再々度狭窄してきたので先週、これまでの病院に診断に行き、今週月曜日に簡単な

拡幅施術を行なうということで午前の仕事の後に病院に行きました。手術ではなく麻酔も使わないので私は

一種のマッサージ位に思っていて帰りにどこか寄ってお茶でもしようと鼻歌交じりでいたのですが、この拡

幅作業が思いのほか難儀な治療となり、そのまま二泊三日の入院となりました。膀胱から尿道へ通じる部位

が狭窄しているのを、金属管を細管→中管→太管と順次入れ替えていき、太管と同じ太さのカテーテルを入

れて30分程置いて(尿道を太さに馴染ませて)その後抜き取る、という段取りでした。ところが太管が中々

入らず、(他の部位に穴が開くのを避けるため)最後はレントゲン撮影をしながらかなり強引に(医者の手

が震え力をこめたのが伝わりました)管をコジ入れました。そしてカテーテルが嵌めこまれて施術が終った

のですが、その間(大袈裟でなく)天地がひっくり返るような痛みと、かなりの出血が伴いました。そして

カテーテルは30分で取るどころか、1ヶ月そのままにして様子を見るということになったのです。

私はその晩ベッドで、痛みは少し引いたもののまんじりとも出来ないまま朝になり、もうこれは正式に

カンドオピニオン」を聞こうと決めたのです。朝の担当医の回診時に、今までの施術が(良かれとの

図とはいえ)結果的に悪いことになっていて、今後もどうなるか不透明であり、私としては非常に不安

を感じるので、「セカンドオピニオン」を聞きたいと話したのです。担当医は一瞬驚いた様子でしたが承

諾してくれました。そもそも病院の「入院のご案内」にもこのシステムが患者の当然の要望事項として紹

介されてもいるのです。ただし、医師は「セカンドオピニオン」先の病院で治療はできず、あくまで意見

を聞くだけなのだと言うのです。つまり治療のバトンタッチではないということです。私は一瞬「え、こ

れは患者の利便の為ではないのか?」と訝りましたが、考えてみればこれは病院が設けたシステムなので

そういう仕組なのだろうと自得しました。

 私はここの地元の大学病院で「セカンドオピニオン」を聞くつもりと伝え、担当医の紹介状と、これまで

レントゲンフィルムのCDを退院時にもらいました。そしてご丁寧にもその大学病院のサイトの「セカンド

ピニオン」のページの印刷ももらい、その大学病院の「セカンドオピニオン」の概要も知ることが出来ま

た。それによれば、①当病院で新たな検査・治療は行わない ②当病院に転医は勧めない ③主治医(今

での治療医)への不満等に関する相談は受けない 等々のいわば“病院側のガード”が強調されているの

あり、まさに治療をバトンタッチするものではない旨を言っているのです。私は「やっぱりな」と思いな

らも帰宅してから電話を入れ相談予約を入れました。電話予約の話の中でその病院の治療方法の違い(例

ば今では前立腺治療で手術することはやらない)も判明しましたが、その違いの理由こそ聞きたいと思っ

からです。

 とにかく医療知識がまったくない患者として、一生付き合うことになるかも知れない病気への対処の第一

歩を踏み出そうと思うのです。

 

<3週間ほど前に街道端にたくましく咲いていた花です>

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2013年6月 2日 (日)

「性格」‥40

 私は散歩をアルバイトのない日に、つまり週に34日はします。それも20分位ブラブラするのでなく7080

をスタスタと歩くいわゆるウォーキングです。もともと50歳頃から始めたのですが、3年前に山歩きに誘われて

からは完全にその予備運動と化しています。散歩コースは家の近所で、概ね2コースあります。西の方の見晴公園

を目指すのと、東の方の自然公園を目指すのとです。この他に気分次第でたまに電車やバスで遠出したりするの

ですが、普通はこの近所の2コースのどちらかです。

 昨日は東の方を歩きました。自然公園といっても植物園や遊園地や池が林の中に混然と設営されていてその中

をウォーキングコースが周回しているのです。道は平坦ではなく20m前後のアップダウンがあり、歩きようでユ

ッタリにもタフにもなります。ランニングをする人もいます。私は左回り(トラックと同じ)で歩くのですが、

右回りの人もいます。一周1km位を歩くのに12分かかります。

 さて2周目に入った所で40歳代と思われる女性が私と反対回りに歩いてきて、最初のうちはほぼ同じ速さらし

く一周する内に2回同じ所ですれ違いました。いや2周して4回顔を合わせれば、そう人数が多いわけではないので

気が付いたということです。私は5周するつもりでいましたが、女性の方は何周するのか知りません。4周目に入

ると明らかに女性はバテてきたのが表情で分かります。すれ違う場所も遅れてきました。私は「無理しちゃダメ

ですよ」と声をかけようかとも思ったのですが、考えてみればそんな筋合いもありません。そして5周目にはす

れ違うことはありませんでした。5周目の最後の半周は拍子抜けして私の足も何か空回りしている感じでした‥。

そんな風な散歩の日もあるのです。

 

<周回コースに入る前の道に紫陽花が咲いていたり野良猫が寝ていたりします>

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