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2013年9月30日 (月)

「ハチ」‥14

 煙草についてお話してみましょう。私は禁煙してからもう30年経ちますが、それでも18歳を過ぎて自分も“人

並み”であっていいだろうと煙草を吸い始めた時のことは今でも比較的鮮明に覚えています。‥‥煙草は記憶力

に微妙に作用するものらしいと確信めいたものも持っています‥‥昭和40年代始めの頃は「ハイライト」全盛で

したので私も専らこれでした。今から考えると「ニコチン」も「タール」も極めて濃度の高い煙草でした。煙草

を肺に吸い込んだ時の“クラクラ”っとしためまいの初体験は忘れられるものではありません。そうして煙草に

馴染んでいきながら同時期に体験したこと‥‥聞いた音楽、読んだ本、何処かの景色、誰かとの恋(あれば)、

食物の味、酔った安酒‥‥などの一切合財が煙草の記憶と一緒になってしまっているといっても過言ではありま

せん。もし今煙草(特にハイライト)を吸えば立ちどころにこれらの記憶が蘇ってくることは疑いありません

(吸いませんが)。

 そしてハチに通っていた頃も煙草を吸っていました。というかこの頃が一番よく吸っていたと思います。ジャ

ズの物憂げでリラックスした雰囲気には煙草のデカダンスな(退廃的な)効果は、他の何にも替え難い道具立て

だったからです。

 だからといって、私はジャズを聞くための必須アイテムが煙草であるといいたいわけではありませんし、煙草

の悪魔的魅力を強調するつもりもありません。私の時代はジャズを聞く環境がひたすら煙草の煙が立ち込めて

る環境だったというだけのことで、今はジャズ喫茶も禁煙が基本だと聞きます(ハチはどうか知りませんが)。

ジャズの環境もやはり時代とともに変貌していくものなのでしょう。

 

<煙草の煙とともに聴き馴染んだジャズ曲の一つがハンク・モブレイの「スピーク・ロウ」でした。

“小声で囁け”って何を?などと聞くのは野暮というものです>

Photo_2

http://www.youtube.com/watch?v=NoBUpox2wvE

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心と体」カテゴリの記事

コメント

こんばんはnight
10月に入りましたねmaple
今月も宜しくお願いします(#^.^#)
煙草は吸った事が有りません。
でも父が昔は良く吸っていましたよ。
孫が出来てからぴたりと止めましたけれどね(#^.^#)
煙草は肺に付着すると禁煙しても、10年は肺から消えないそうです
お医者様が言っていました。何でもそうですけれど、適度が一番なのでしょうね
ちぐさへ行って思ったのですけれど、やはりジャズのイメージ通り
煙草も似合いそうです♫
毎回音楽を聞かせて頂いて、少し慣れてきたような気がしますnotes
また次回を楽しみにしていますね(*^^)v

こんばんは。
すっかり涼しくなりましたね。本当に彼岸を境に天気は変わりますね。
いつからか女性の喫煙者は増え、男性は減ってきて、今その比率は
けっこう近いように思いますね。だとしたら女性のジャズファンも増え
ているんじゃないでしょうか。これも時代の流れでしょうか。( ´_ゝ`)フーン

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