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2013年12月 5日 (木)

「ハチ」‥26

<ハチ、番外の番外編>

今国会で懸案となっている「特定秘密保護法案」のことを私なりに考えてみました(もう参議院で採決されそ

うですが)。これは、野党や一部マスコミ・文化人が大騒ぎしている問題はピント外れだと思います。この法

を通したら、「秘密」の概念が際限なく拡がり国民の知らないうちに国の政治がとんでもない方向へ(特に戦争

へ)向かってしまい気が付いた時には手遅れになる。あるいは、官僚が自分の省益のために秘密をこれも際限な

く拵えてしまい国民の利益に反する制度を作ってしまう。主にこの2つが大きな問題点とされ、したがって、この

ような事態をもたらす可能性の大きい「特定秘密保護法案」は悪法であり廃案とすべきである、というものがこ

の反対派の主張点です。

 与党の言う、ある国からの軍事的支援が得られなくなるという点は、これは疑いなくアメリカの軍事支援です。

むしろアメリカにこのような法律を作るよう圧力をかけられたというのが真相でしょう。言うまでもなく日本は

「日米安全保障条約」に基づくアメリカの軍事的庇護下にあります。逆に日本に「平和憲法」を制定したアメリ

カは、日本が憲法上「軍隊」を持てない以上は日本を軍事的に庇護するのはいわば義務なのです。その義務を今

後も果たす上で、現在の日本の軍事上の機密保持体制は杜撰で隙だらけと見えての指示(圧力)なのです。既に

60年以上もこのアメリカによる庇護体制で来ている日本がいまさら“ノー”など言えないというのが道理なのです。

 反対勢力の言う「日本の軍事化(戦前化)」などとは一体どこを見ての話なのでしょうか。日本には“憲法上”

軍隊は存在しません。自衛隊は軍隊と認知されていませんし、総理大臣以下の閣僚に軍人など1人もいません。

戦前の「陸軍省」も「海軍省」もありません。「防衛省」は日本軍を統率する組織ではありません。これは自衛

隊による“クーデター”でも起きない限り「日本の軍事化」はあり得ないのです。第一にこれを最も望んでない

のは他でもないアメリカなのですからなおさらあり得ません。反対勢力の言う脅威とは“幽霊”に対するものと

言えばよく、ほとんど“世迷い言”と言っていいでしょう。初めに日本に来て、今中国と“ハードネゴ”をやっ

ているアメリカのバイデン副大統領はアメリカの国内向けには「日本の核武装こそ最大の悪夢だ」と言っている

人間です。バイデンは「オレが中国に行っている間にこの法律を通せよ」と安倍総理に念押しに来たというのが

真相でしょう。ついでに言えば官僚の秘密捏造懸念などどうでもいい話で、それをした官僚をさっさと(重くな

った量刑で)処罰すれば済む話です。口角泡を飛ばす話ではまったくありません。

 では何故アメリカは急に日本に対してこの「特定秘密保護法」を作れと言い始めたのでしょうか。それは言う

までもなく中国を睨んでのことです。この契機は、先般(7月の米中首脳会談で)習近平がオバマに対し“太平

洋共存時代”を持ちかけたことでしょう。米中という2大強国が太平洋を挟んで如何に共存していくかが21世紀

という時代なのだという話です。これは大国同士ができる、大国でなければ実感として持ち出せない次元の話で、

こうなると残念ながら日本などは“雑魚”に過ぎません。アメリカも本音ではこれを認め、20世紀にソ連とつば

競り合いを演じた“覇権争い”と同じことを、いよいよ21世紀は中国相手にやることになったという認識でしょ

う。まずそのための“脇固め”に入った動きだということでしょう(既にアメリカは最近、中国からと見られる

サイバーテロを再三受けている)。時を同じくして中国が「防空識別圏」を設置したことはこのような展望の中

で考えれば不思議なことでも何でもありません。既につば競り合いはスタートしているのだということです。で

あれば日本はどういう立場でこれに対応すべきか。国会でする議論はそのようなことであり、それを国民に示す

べきだと言いたいのです。この議論を煮詰めることが出来ないのであれば“勇気を持って”法案を見送る以外に

ないでしょう(その結果東シナ海の緊張度合いはさらに一層高まるでしょうが)。

 私は安倍総理、石破幹事長達が日本の真の未来を見据えた心底信頼できる政治家とは思いません。基本的には

アメリカの顔色を窺うこと以上のことは出来ない人達であり、あるべき21世紀の日本のヴィジョンを描けない

“中途半端人”だと思います。そもそも“決断の政治”などと、まだ何もしないうち軽々に言う人が「真の政

家」であるはずはないからです。前にも言いましたがそのような政治家は今現在の日本にはいません。これから

3040年先に出てくるかどうかです(上手く行っても)。それまでの繋ぎ役として身を犠牲にする覚悟を持つ政

治家すらまだいないようです。‥‥この責任の一半は国民にありますから大きな声では言えないのですが。

<後付ですが、ジャズ曲を付けておきます。ウェス・モンゴメリーです。>

http://youtube.digru.com/?v=%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%BC

<この騒ぎをよそに、近所のドウダンツツジとピラカンサがいよいよ真っ赤です>

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コメント

こんにちはsun
今日も良いお天気ですね(#^.^#)
ブログの方はお題は大丈夫の様ですね♪

参院特別委の採決は、自民党議員の質疑の途中で行われ民主党の委員らが中川委員長の席に詰め寄って採決に激しく抗議していた事がTVで出ていました。
委員会室が騒然とする中、法案は可決し
民主、共産、社民各党は反対し、採決を退席してしまわれたようですね。
この光景は何処か、日本以外の国の人たちが暴動を起こしているのと同じような感じに見受けられ
激しく抗議する気持ちも分かりますけれど、少し見苦しいです。もう少し別の表現は無いのかな…
国会で法案を成立させる方針のようですけれど。
どうなのでしょうね

満天星躑躅綺麗ですねぇ~皆空さんのお宅にもあったのですねぇmapleshine
ってよく見たらご近所さんでしたね(#^.^#)note

今日は。
住宅街の中を散歩しながらスマホで撮ったんです。
しかし空き巣狙いみたいでカッコのいいものではないかも知れませんね。
ですから何分も立ち止まるわけにいかず、せいぜい20秒位で素早く撮る
んですが、その慌てた様子が逆に怪しまれそうですね。 (;´▽`A``ポリポリ

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